染めによってさらにきらびやかに

西陣織にせよ、丹後ちりめんにせよ、染めというのは重要な部分になってきます。できた反物の柄は染め次第で決まってきます。染めに関しては、染料や染め方の問題だけでなく、生地の性質によっても染め上がりが全く違ってきます。ですから、特に後染めの場合には、染め上がりに生地による影響が出やすく、生地の製造や生地の選び方にも、それだけ神経を使うことになります。先染めの場合は、染めた糸の組み合わせによって柄が決まるので、染めムラがあっては台無しです。今ではコンピュータを使った柄の制作も行なわれているので、きちっとした染めを要求されます。

先染めの場合は、糸を染めるので、使う着物などにより、同じ色でも違う糸を使えば全く違った風合いになります。最終的な織物をイメージしながら染め上げるというのも職人ならではの技といえるでしょう。場合によっては金箔などと撚りあわせて色彩を豊かにすることもあります。現在の染めの原料は、草木染めなどに代表される「天然染料」、「化学合成染料」、可溶性の金属を含んだ「含金染料」を使っています。この中でも天然染料は、古くから伝わる染めの材料もあり、柔らかな色合いが出ます。しかし、品質が一定せず、染めの方法も複雑で、現在の主流ではありません。

現在の主流である化学合成染料は、4,000以上の品種があり、表現できるほとんどの色彩を実現することができます。含金染料は、堅牢度が高く、おもみのある色を染めるのに適しています。ただし、高度な染色技術が求められる方法です。最終的には出来上がった着物を想像するなかで、どう思い通りの色が出せるか、その中で技術を酷使することになるという難しい技術なのです。きらびやかな着物には鮮明さが必要ですし、普段着に近いものでは、優しい風合いが必要です。どういった糸を使い、どう色を表現するか、着物の作り手、織物職人、染めの職人、それぞれの職人のチームプレーによりきれいな着物が仕上がるのです。

きらびやかな着物に欠かせない染めの作業。それとともに、金箔や金糸を使った着物もきらびやかさの演出は欠かせません。西陣織では、金、銀、アルミなどを真空蒸着したフイルムをレーヨン芯に高速で撚ったものが使われています。特殊なものとして和紙に真空蒸着したものを絹芯や綿芯などに低速で撚ったものもあります。真空蒸着は専用の機械で行われるのですが、それ以前に行なわれていた手作業の技法は、石川県の金沢地方に少し残っていますが、後継者もなく、伝統の継承が困難な状況です。このことは、新しい金糸を使ったデザインを創造するためには大変残念な傾向と言わざるを得ません。

京都の織物

メキシコの旅行について
2001-06-29 23:37:00
は大好きで、メキシコシティー、タスコ、オアハカ、チワワ山岳鉄道には、行った事があります。今回は、観光だけではなく、織物や料理を習ってみたいと思っています。期間が短いので、3日間位の講習とかしか参加できないと
大阪の伝統工芸について
2009-07-14 22:43:00
者で、マンボウといいます。京都には陶磁器や織物など様々な伝統工芸品があり、中でも陶磁器の分野では専門校(研修学校)が存在します。大阪も他に劣らない工芸があると思います。京都の様な職人など技術者を養成する
龍村織物の生地を買いたい
2006-12-04 19:49:00
京都市内に住んでおります。関西で、辰村織物の生地だけを売っている場所はないでしょうか?お詳しい方お教えください。よろしくお願いします。